ジョリパット

ジョリパットの特徴やメリットの解説

建築物に豊かな表情を与えることができる仕上材の1つにジョリパットがあります。施工技術としては古くからフランスで用いられていた方法であり、約40年前に国内の住宅関連企業によって導入されています。因みに商品名は、フランス語のjolie(ジョリー)(美しさ)と英語のputty(パテ)(建材)の造語であり、現在、高い知名度と人気を誇っています。ジョリパットには数多くの種類があります。導入された当時は塗り壁に使用されていたものの、現在では、吹付による仕上も多く行われています。非常に多くのカラーとデザインがあり、例えば、設計事務所の中にはデザイナーとコラボすることで独自のパターンを設ける場合もあります。クライアントにとっては非常に魅力的なテクスチャーの1つであり、外部・内部を問わず使用することができます。

どのようなメリットがある建材なのか

メリットは、ジョリパットが持つ特徴そのものとなります。まず、非常に色柄が豊富なことがあり、その数は、180以上のカラーと100以上のデザインを誇ります。施工では、主な仕上げ方法として、コテ仕上げ、吹付、ローラー引きが使用されていますが、熊手や竹箒といった従来の左官工法も用いられており、表情豊かな壁に仕上げることが可能となります。メリットにはデザイン性の他に、建築建材としての基本性能の高さがあります。注目すべきは、耐候性、可とう性、低汚染性、不燃性の全てにおいて高い性能も持つことがあり、例えば、外壁使用におけるメンテナンスは10年程度に1回の割合で済みます。また、シックハウスに対応できる素材になっており、商品としては有害物質ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないF☆☆☆☆等級(フォースター)を取得しています。

採用する際に知っておきたいこと

ジョリパットの魅力は基本性能の高さはもちろんのこと、クライアントにとって最も大きな点としてはデザイン性の高さにあります。例えば住宅で同じカラーを用いたとしてもデザインを変えることで全く別の表情を現すことになり、高い満足感を得ることができます。一方、採用する場合には注意点があり、まず、耐汚染性の高さはあるものの汚れやすいことがあります。仕上げ面は凹凸が付くために汚れてしまうことがあり、特に、通気が悪い場所などでは、カビや苔の原因となるために小まめな確認が必要になります。注意点で最も大きな内容として、施工業者の選択があります。美しく仕上げるには塗装・左官を問わず、技術のある業者に依頼をすることが第一の条件になります。特に注意したいのはクラック(ヒビ割れ)があり、素材としては弾性変形には追随できるものの、下地処理をしっかり行わない場合には後で割れが生じる原因になります。

ジョリパット

まずはジョリパットとはどういうものか基本から説明します

住宅の外装材といえば、金属系や窯業系のボード状のサイディングが多く見られます。様々な模様や色がラインアップされ、メーカーも数社あり毎年新しいデザインが登場します。組み合わせで、同じ家でも違った外観が楽しめるのが外装材の魅力ですが、規格品をただ張り付けていくので技術力はそれ程要しません。しかし、ジョリパットと呼ばれる壁材は職人の技量により大きく左右され、2つとして同じものが出来ないのが魅力です。完全に一品物で、左官職人により仕上げられる壁は手作り感がたっぷりで温かみがあります。また、色合いや質感を長時間保持する高い耐候性があり、メンテナンス費用が少なく済み経済的な素材です。カラーバリエーションも豊富で仕上げの方法も多種あり一味違う家をとなります。

注目のジョリパットの材料と特性とは

ジョリパットは耐火性や防火性が優れ安全性が高い材料です。左官職人による塗り付けや塗装職人による吹き付けによる施工で仕上げられます。元々は、フランスで生まれた塗装材料で塗料と砂を混合したもので、モルタルの壁を仕上げる為のものです。素材としては、アクリル共重合樹脂で水溶性となります。一般的な塗料と比べると約100倍の厚みに施工できるのが特徴で、高耐久性と高機能の大変優れた材料と言えます。施工は、左官職人であればコテやローラーで模様を形成し、あえてコテで均した跡を付ける事で独特の風合いを出します。吹き付けでは、水で少し薄め厚さを調整して予定する仕上げへと施工します。職人の技量と発想により大きく仕上がり状態が変わり、自由に表現が可能な材料で面白いです。

メリットもあるが注意したい事も

サイディングが張られた住宅が多いと言っても、確実に増え続けており塗り壁材としては国内シュアを圧倒的に占めています。人とは違う外観にしたいと考えている方は、選択するケースが多いようです。耐久性が優れているので、雨水による汚れの付着もしにくい性質があります。定期的に塗り替えが必要な外装材と比べれば経済的です。色褪せがしにくいのも大きな特徴のひとつです。厚めに塗り付けたり吹き付けを行い柔軟性と弾性がある材料特性から、下地の軽微なひび割れのヘアクラックも吸収して表面に出る事がありません。良い事ばかりですが注意点もあります。汚れを取る際には高圧洗浄を使用しない事です。何層にもかさなる様に施工されていますが、内部に水が入り劣化させてしまう危険があります。